2015年の二人以上世帯の貯蓄は1805万円、3年連続の増加

2016年08月16日 - カテゴリ:統計・調査・データ
総務省統計局が2016年(平成28年)5月17日に公表した「家計調査報告」によると、2015年の二人以上世帯の1世帯当たりの貯蓄現在高は「1805万円」で、前年に比べて7万円増加したことが分かった。

1805万円という貯蓄高はかなり高いような気がするが、これは「平均値」なので注意が必要だ。つまり、貯蓄高がかなり高い世帯が全体の平均値を引き上げる傾向があるということだ。

こういう統計の場合、「平均値」よりも「中央値」の方がより実情を示すとされる。

そこで、気になる中央値だが、これも総務省統計局は公表していて、「1054万円」となっている。これでも結構高い気がするが、平均値のほぼ半分となっている。

そして、さらに注意が必要なのは、この中央値には「貯蓄現在高が0の世帯は含まれていない(!)」というのである。つまり、貯金をしてない世帯は含まれないのである。

…これで国民の実情が分かるのか、はなはだ疑問であるが、貯蓄がゼロ、もしくは借金がある人の場合は、違う統計を参照せよ、ということなのかもしれない。

参考資料:
総務省統計局ウェブサイト、http://www.stat.go.jp/index.htm、「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成27年(2015年)平均結果速報-(二人以上の世帯)」(http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/h27_gai2.pdf