【商品レビュー】 カプラ KAPLA

2014年02月27日 - カテゴリ:商品レビュー
子どもが一人遊びできて、なおかつ創造力を育むことができるようなおもちゃを探していた。

そんな折、近くのおもちゃ屋さんで、KUMONが発売している「クリエイティブつみき 112」というものを見つけて、これはいいな、と思った。以前、同じKUMONのシリーズの「いっしょにあそぼう はじめてのつみき」を買って、この積み木の出来がかなり良かったからだ。早速、この「クリエイティブつみき」も買おうかと思ったが、もう少し他のおもちゃも探してみようと考え直し、とりあえず購入を見送った。

色々ネットを検索してみると、どうやら積み木としては「カプラ KAPLA」というものもあり、これも評判が良いようだ。フランス産の積み木らしい。木材の選定や加工などにこだわりがあり、サンプルとしての組み立て例も結構本格的に見える。

値段は安価ではないが、長く遊べるようだし、子供の創造力を育むためにもなかなか良さそうだ。KUMONの「クリエイティブつみき」とかなり迷ったが、今回は試しに「カプラ 200 KAPLA絵本「KAPLAのまほう」付 正規輸入品」をネットで購入した。色んなバージョンがあるが、私が買ったのは「カプラ200」という、積み木が200ピース入ったものだ。

数日後、宅配便で「カプラ」が届いた。積み木自体は、結構頑丈に作られたダンボール製の箱に入っている。ひも付きなので、子供が運ぶ際にも便利そうだ。ふたを開けて中を見ると、積み木がそのまま無造作に入っていた。このあたりは海外製らしいな、と感じた。

日本製だと、積み木は、袋に入れられていたり、すべて向きなどを揃えた状態でフィルム包装されていそうなものだ。ちなみに、店頭でKUMONの「クリエイティブつみき」の中身を見たことがあるが、積み木のピースはすべてそろえられた状態で、木製の箱にきっちりと隙間なく入れられ、フィルム包装されていた。

あまりにも無造作に箱に入れられているので、一応ピースの数を数えた。ちゃんと200ピースあることを確認した。

積み木は、意外と小さいな、と感じた。それでも、200ピースもあると、かなり数が多い印象を受けた。変な塗装などの臭さなどはなく、素材自体は安心できるものだと感じた。ただ、数個のピースには、ささくれがあった。

そして、面取りなどの加工がされていないので、角がときどき痛いな、と感じることもある。また、面取り加工がなされていないため、なんとなくチープな印象を受ける。単に、木材を形通り切り落としただけ、のように見える。ただ、素人目にはそのように見えるが、付属の小冊子には、素材の選定や、加工にかなり手を加えている説明がなされている。サイズはかなり正確で、ピース毎にズレがない。

ピースはすべて同じサイズ。細長い長方形ばかりだ。そのため、細かい造形には向かない。まあ、しょせんは積み木なので、そんなに凝ったものを作るべきでもない。それでも、せめて正方形とかあったら、もっと面白かったかな。

ただ、同じサイズのピースばかりで押し通すところに、作者の創作に対するこだわりが見えて良いとも感じる。例えば、レゴブロックは、新しい製品を売るために、その製品でしか使わないような複雑なピースが増えた。これにより、逆に子供の創造力が損なわれるような気がする。

限られた形のピースを子供の創意工夫によって、色んな形に仕上げるのがレゴの醍醐味だったのに、最近のレゴの製品では、見本の通りに作って、それでおしまい、という性格が強くなってしまったように感じる。まあ、商品を売るためには仕方のないことなのかもしれないが。

その点、この「カプラ」は、すべて同じ形のピースなので、その造形上「不利」な点を創造力でどう補うか、そういった感性が養われると思う。すべての創造力は、ある程度の制限があることによって養われることが多いので、ピースがすべて同じ形という造形上の「不自由さ」をあえて維持するのは良いことかもしれない。

子どもの受けは上々だ。まだそれほど複雑なものを作れるわけではないが、子供の成長とともに、どのようなものを作ってくれるのか、これからが楽しみだ。

カプラ 200 KAPLA絵本「KAPLAのまほう」付 正規輸入品